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アート・アーカイヴ資料展XIX × プリーツ・マシーン3:中嶋興――MY LIFE

開催期間2019年9月9日(月)~2019年11月1日(金)
休館土日祝休館
時間11:00 - 18:00
会場慶應義塾大学アート・スペース
ホームページhttp://www.art-c.keio.ac.jp/news-events/event-archive/konakajima-mylife-2019-1/
住所東京都東京都港区三田2-15-45 慶應義塾大学南別館1F
お問い合わせ先E-mail ac-tenji@adst.keio.ac.jp  Tel. 03-5427-1621
 アニメのひとコマを人生の一日だとすれば、一生はいったい何コマになってしまうのでしょうか?[…]一生を通していかに綜合的に自分の映像をつくりあげて行くか……が、私のアニメ的思考なのです。私は一作一本コマ切り短編主義者ではありません。コマ切り短編作品をめざす作家もいれば、私のように生物学的サイクルでアニメをとらえている人間もいるわけです。[…]いかに私のように長編の中にどっかと腰をおろし、一生一作をつらぬきながら、予告編もどきの短編をいかにも完成品のようにちらつかせるのがいとむずかしきところでございます。
―中嶋興[慶應義塾大学アート・センター・アーカイヴ・中嶋興コレクションが所管するクリッピングより。掲載誌、日付は未詳だが、おそらく雑誌掲載の文章であると思われる。]

中嶋興の活動は多様である。アニメーション、写真、ヴィデオ・アート、彫刻、インスタレーション、グループ(「ビデオアース」)、企業CM、執筆、アニメーションの歴史研究、地域再生(「アニメ神社」という突き抜けた発想によって)、教育…。仮に、その多様さを内在的に捉え得るパースペクティヴがあるとするならば、それは中嶋の人生(Life)そのものだと言えるだろう。 

 中嶋は家族を対象とした作品《MY LIFE》(1971年制作開始、1977年初公開) を制作している。およそ50年経った今もなお制作中の作品である。それは数十年にわたる出来事の記録をおよそ数十分へと編集し、縮約してみせる。「一生一作」である限り、全ての制作活動は同時にひとつの作品へと向けられた資料(素材)だということもできる。中嶋はアーティストであるとともに、未完の「MY LIFE」へと折り畳まれる膨大な資料群を制作するひとりのアーキヴィストでもあるのだ。会期中、中嶋は隔週ごとに会場へ訪れ、新たなる《MY LIFE》を編集する。また、慶應義塾大学アート・センターのアーキヴィストが会場で中嶋の年表作成と写真整理作業を行う。中嶋自身が自らの生を《MY LIFE》へと折り畳み、アーキヴィストは中嶋の生を年表へと折り畳んでいく。中嶋の制作の諸断片と出来事を折り畳む方法を通じてアーカイヴを作るという営みについて思考する。

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